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東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン [本]

リリー・フランキー東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン」を読みました。

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幼き頃の九州での日々。
そして上京してはじめて自分の家をもち、そこで暮らした母との日々。
失われそうになって思い出される数々の出来事を独特の筆致でつづる。
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学生のころは毎週ぴあを買っていた。(もう十数年前になっちゃうんだなぁ)
買うといつも最初に映画欄をめくってリリーのコラムを読むのが慣わしで、あの頃のちょっとした楽しみだった。
それが最近になって彼の姿をテレビで見るようになってびっくり。
こんなマスメディアのどまんなかに来ちゃって大丈夫なのかと。
そういえばおでんくんもヒットしてるし、この小説も本屋大賞とって売れまくってるみたいだしなあ。(おでんくん好きー!娘の幼稚園バッグにはおでんくん人形がぶらさがってる)
と、がぜん興味をもちながらページをめくってみたわけで。

全体的な感触で言うと、たけしくんハイ!を湿らせて長くしたかんじに似てるかな。小説というよりエッセイに近いと思う。
作者独特の天然の面白味がところどころにある。
ちょっと独善的じゃないかなぁ、と感じた文章もあったけど、作者のキャラクターに押し切られてしまった。

正直、ボロ泣きでした。
しょうがないよー。
だって、冒頭からびしびし喪失を予感させつつ物語が始まり、そして予定された死に向かってしんしんと思い出語りは進む。
しかも、ほぼ実話ときた。もう両手をあげて降参するしかない。
これ書くの、苦しかっただろうな。。。読んでるほうも苦しいよ。

人生が掃除機だったり、東京タワーが独楽だったり、感性が独特で面白かった。
大局を卑近に例えるんだな。
そういうセンス、おでんくんにも通じる気がする。

おでん村のおでんたちは、食べられても食べられてもおでん沼から復活してくる。
死のない世界。そこで安心して繰り広げられる喜劇。
でもおでんくんは、いまだ見ぬお母さんを探しつづけている。


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