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パンズ・ラビリンス [映画]

パンズ・ラビリンス(2006メキシコ・スペイン・米)を観ました。
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1944年スペイン、内戦後の混乱のなか、軍とゲリラの戦いは続いていた。
少女オフェリアと臨月の母。ふたりは険しい山道を登って最前線の戦地へと赴く。
そこには母の再婚相手でありオフェリアの新しい父となるビダル大尉と、ラビリンス(迷宮)が待っていた。
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先日、恵比寿までひとりで観に行きました。
この作品は今年のアカデミー賞で「傑出したダーク・ファンタジー」と賞賛され、撮影・美術・メイクアップの三部門を受賞している。
「ネバーエンディングストーリー」「ラビリンス」などのファンタジー好きな私は非常に楽しみにして映画館に足を運んだわけでして。
そして繰り広げられたのは・・・
陰鬱、ぐちゃぐちゃ、血まみれ、残虐、恐怖、夢、そして圧倒的な美

ハッピーエンドだと思う、が、切なさがぬぐいきれない。
たまの休日にふわりと現実逃避してみようか、と甘い気持ちで観てはいけない。
たしかに舞台は外国だし、時代もさかのぼっている。が、異世界に逃避することを許してくれる甘さはゼロ。
観たあといろいろな感情が錯綜した。
果たして自分はこの映画を好きか嫌いか・・・そんな単純な区分けすらできない。
すごいショックを受けたことはたしか。でもDVDを手元に置いておくのは怖いような。

しかしディテールの懲りように陶酔する。画面の暗がりで何かが蠢くような感触を感じるほど。
非常にショッキングだった。でも素晴らしい。
この感情をどう表現したらいいか・・・初めてトムヤムクンを食べたとき、みたいな感じ?
そうです、この映画はトムヤムクンです。
いろんな味が混ざってて、辛くもあり酸っぱさもあり甘くもあり、食べてみないとわからない。
わけわからん木の枝とか変なにおいの葉っぱ(パクチー)とかも、果たして美味しいのかまずいのかすぐ判断できない。
大好物です!とは言えない。毎日だされたらほんとツライ。でもその味が忘れられない、みたいな。
現時点の私にとってはそんな印象です。(ということは、この先やみつきになる可能性を秘めている?)

ファシストの恐怖、堪能しました。
スペインの歴史について全く無知だったけど、パンフ読んでちょっと勉強になりました。
食人鬼(ペイルマン)怖いよ~。これが笑えるなんていったの誰!?
たしかPG12だったはず。おとぎの国がでてくるけど、絶対子供に見せちゃいけません。数週間うなされること間違いなし。

印象的なシーンはいっぱいあったけど、あえてふたつ。

終盤レジスタンスが屋敷に攻め入り、そのどさくさにまぎれてオフェリアは弟を連れ出そうとする。
暗がりの中をそっと移動するオフェリア、何かがおかしいと気づいた大尉が振り返る。
同時に爆音とともに暗い廊下が一瞬照らされる。そこに弟を抱いたオフェリアの姿が、はっとするような明るさで浮かび上がる。

メル姉さんが大尉の元から逃げ出して、山の中を追いかけられるシーン。
はらはらバクバク自分の心臓の音が聞こえた。
「つかまる前に早く自殺してー!」ってあんなに他人の死を強く願ったのは初めてかも。

役者では、オフェリアも大尉もメル姉さんもよかったけど、やっぱりダグ・ジョーンズ。
この中の人すごいなー。

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平日昼下がり、恵比寿の街を歩く人々はみなおしゃれ。
背筋を伸ばして動く歩道の上をすっすっと歩いていく。
たまにはっとするような個性的な人もいるけど、それでもどこか落ち着いている。
自分のスタイルを持っているという余裕かしら。
もうスキニーブーツインは見かけない。ロングカーデも絶滅。
今年の上着はショート丈、コンパクトなトップスに長めの何かをくるくる巻いたりするのがかっこいいのかな?あー勉強になります真似できないけど。
柏に戻ってきて駅構内をのんびり歩く還暦軍団を見て、ほっとしたのは気のせいではない。
あ、でも映画後、ガーデンプレイス内の某バールで食べたパスタ&ワインはいまいちだった。
あれなら柏タカシマヤAGIOの圧勝!

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